すべては、海水パンツ忘れから

もう、半世紀近くも前の話ですが、いまだに冷汗もののエピソードがあります。ちょうど小学校の夏休み、しかも、お盆のころでした。当時、自家用車を持っている家庭は少ない時代でしたが、我が家では冷蔵庫よりも早く購入、家族4人で出掛けるときにも利用していました。日帰り旅行先は、日本海側への海水浴場。当日は、朝からバタバタして準備。案の定、弟の海水パンツ(水着)を忘れたことに気付きました。まだ、出掛けて数分くらいしか経っていません。車を運転していた父が「引き返したらガソリン代が浮く」と言いました。しかし、海水パンツは現地で購入することにして、そのまま進むことになったのです。父の短気な性格は母も熟知していたので、そのほうが無難だと思ったのでしょう。

峠が越えられない!?

目的地へ行くには、幹線道路を外れて峠を越えるほうが早いと判断。それまでに、給油のタイミングを考えていましたが、ついに分かれ道に達しました。峠が近づくにつれ、住宅数もまばらでガソリンスタンドの影もありません。峠を越えるためには、早めの給油が必要だと知った瞬間です。父のイライラもMAX!車が動かなくなりました。万事休す!偶然通りがかった高齢男性に車をみてもらうと、エンジンのオーバーヒートが原因では?とのこと。車のほとぼりが冷めるのと、父のイライラが治まるのを待って再出発しました。峠越えはこれからなので、祈るような想いでした。なんとか峠を越えて、最初のガソリンスタンドを見つけたときは、生き返った気分でした。以降、出掛ける前には、移動距離に関わらず必ずガソリンチェックしています。