皆さん、エコノミークラス症候群ってご存知ですか?その名もずばり、飛行機のエコノミークラスを利用する人に多く現れる症状のことなのです。「え?怖い!それならビジネスクラスにする!」と思っても、残念ながらビジネスクラスでもファーストクラスでも、かかりづらいというだけで、症状を発症してしまう時は発症してしまうのです。
ではどうやったら症状が出ないようにできるのでしょうか?その秘訣をここでご紹介します!

なぜエコノミークラス?


エコノミークラスは、ビジネスやファーストクラスに比べて座席の間隔が狭く、窓際や真ん中の席に座った人は自由に通路に出て歩くことは難しいです。そのため飛行時間の大半を座席に座って過ごすのですが、そのような長時間同じ姿勢でじっとしているとエコノミークラス症候群が発症してしまうのです。
エコノミークラス症候群は別名「静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)」と呼ばれます。漢字で書かれるとなんとなくどのような症状なのか推測できますね。つまりこの症候群は、ずっと座っていると血液のめぐりが悪くなり、静脈に固まった血の塊(血栓)ができて、静脈を狭くしたり塞いでしまったりという結構恐ろしい疾患なのです。この疾患にかかるとしびれや皮膚炎症が引き起こされ、肺に血栓が及んでしまうと動悸、呼吸困難、血圧低下など非常に危険な状態になります。この病気の恐ろしいところは突然死もあり得るということ。旅行は家に帰るまでが旅行なので、楽しい旅行を実現するためにもエコノミー症候群にかからない行動を起こしましょう!

同じ姿勢を保たない


日本人は微動だにせず同じ姿勢をじっと保つことに美を感じるのですが、飛行機に乗っている間は脱日本人!できるだけ体を動かすようにしましょう。特に血栓は下肢に出やすいので、立ち上がって歩いたり、着席中は足を浮かせて簡易なストレッチをしたりするなど、運動することを心がけます。エコノミークラス症候群が怖いからといって、ベルト着用サインが消えている間常に通路をうろうろする必要はありません。突然の揺れに備えられずかえって危険な目に合いますので、立ち上がっての運動はせいぜい数時間に1度程度、その他の時間は座席でシートベルトを締めた状態でストレッチしましょう!

水分補給は血の巡りを助ける


飛行機に乗ると鼻や喉が乾燥して痛くなった経験をしたことってありませんか?機内はとても乾燥しており、ただでさえ水分が不足しがちです。そこで水分補給を怠ってしまうと体にとってはダブルパンチ!血はどんどん濁ってしまい、血栓へ待ったなしです。また、窓際の人で「トイレに行くのが申し訳ないから…」という理由で水分をわざと摂らないなどはもってのほか。もしも倒れたり死んでしまったりしたら、申し訳ないどころではなく、周りの人に一生もののものすごいトラウマを与えてしまいます!お互い様なので気にせず水分を摂ってトイレに行きましょう。
さて、搭乗時に摂るべき水分ですが、液体ならばなんでも良いというわけではありません。ビールやワインのアルコール類や、コーヒーやお茶のカフェインを含んでいる飲み物はなるべく多く飲まないようにしてください。なぜならアルコールとカフェインには利尿作用があるので、飲みすぎるとしょっちゅうトイレに行くこととなり体から水分がどんどん抜けて行ってしまいます。トイレに行くたびに機内を運動できるのは良いのですが、喉が乾いたらまずお水を飲みましょう。
長距離フライトの場合機体の最後部に軽食が用意されていることがあります。お水だけを飲むのが苦手な人は何か食べながら飲んだり、カップラーメンが置いてある時はスープとして水分をしたりするのも一つの手ですよ。